人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「みさき里山クラブ」活動紹介

kyousinomo.exblog.jp
ブログトップ

竹炭窯の改造

2003年(H15)12月15日
先日の窯開きには身に余る心づけを頂き有難うございました。
こんなに頂いていいのかと迷っています。
 こちらでは11月に続き12月も本窯をやりました。
11月の品物は予想に違わず、硬くて金属音のする光沢をもった炭が出来ました。
この時の最高温度が805℃でしたが、
12月の窯はなんと853℃という今までには考えられない高温を達成することが可能となり、
みな喜んでいます。
窯の改良をやって、どの点が良かったのかはハッキリしませんが
 ①煙突を本体とくっ付け、レンガ積で下部300角から100角に絞った。
 ②炉内の天井(煙突側)の角をトタン板で傾斜をつけた。
 ③焚き口、空気口を50mm程度下げた。
以上ですが②の対策で炉内の空気の流れがスムースになったのと
煙突の改造で煙の引きが良くなったのではなかろうかと 想像しています。
それと炭材の燻煙専用窯が出来て 従来よりも燻煙が充分に出来るようになったのも
、大きな要因と思われます。

 島本町の窯は炭用に製作されていますから、燻煙を充分やり、
焚き方に慣れたらすぐにでも良い炭が出来ると考えます。

我々は瓦の窯があったので、この窯に振り回されてしまい、
5年間も掛かってようやくにして世間並みの炭が出来たところです。
この改良でうまく出来なければ、新しく窯を作らねばならないだろうと、
その準備も進めていたのですけれども、
この瓦窯が借りられる間はここで炭焼きが続けられそうです。
 これからもお互いに情報交換しながら竹炭焼きの技術の向上を計って行きたいものです。 

          H15.12.15  岡田憲政
by kyousinomori | 2003-12-15 00:04 | その他・交流会・サポート | Comments(0)