「みさき里山クラブ」(孝子の森)のホームページ

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孝子の森広場周辺の植樹

平成16年(2004).2月26日…定例活動日
  参加者 6名 [荒木 岡田 高木 西山 久川 横山]
  植林…ケヤキ×2 ヤブツバキ×5 アラカシ×2 その他
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by kyousinomori | 2004-02-26 23:38 | 2004年活動状況 | Comments(0)

簡易トイレ周囲整備

平成16年(2004).2月24日…定例活動日
  参加者 6名 [荒木 岡田 高木 西山 久川 横山]
  ①トイレ上部シダ刈り…荒木 
  ②トイレ囲い作り…岡田 横山
  ③第1ルート整備…高木 
  ④リョプブ林シダ刈り…西山 久川
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by kyousinomori | 2004-02-24 23:36 | 2004年活動状況 | Comments(0)

助成金申請

平成16年(2004).2月23日
申請理由書
 平成15年度には20万円の助成金を受けて、造林関係の道具を中心に購入させていただきました。このため里山保全活動も順調に推移し、年初の計画以上の実績を残すことが出来ました。
 山道(作業路兼観察路)は新しく1.5Km開拓できましたし、イベント広場(1,000㎡)
の造成やリョウブ林の下草刈り(コシダ・ウラジロの密生地)も約4,000㎡の手入れが完了しています。イベントも4回実施したため来場者が延べ550名となりました。
これは岬町役場や小学校の協力によるもので、我々の活動が町内の人々にも理解されてきたものと思われます。
 従って、これからはイベント等で多人数による山林の保全作業が可能となりますが道具の員数が少なく、対応できません。私物を含めても20名くらいの人数に対応できる用具を準備したく、今年度も助成金を申請いたしました。
 活動実績報告書を添付いたしますので宜しくご検討の程お願いいたします。

                      H16年2月23日
                        みさき里山クラブ代表
                              岡田憲政
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by kyousinomori | 2004-02-23 00:01 | その他・交流会・サポート | Comments(0)

トイレ設置&リョーブ林草刈り

平成16年(2004).2月19日…定例活動日
  参加者 6名 [荒木 岡田 西山 久川 広田 横山]
  ①トイレ設置…荒木 岡田 広田 横山 
  ②リョプブ林シダ刈り…西山 久川
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by kyousinomori | 2004-02-19 23:35 | 2004年活動状況 | Comments(0)

2号小屋基礎工事

平成16年(2004).2月14日…定例活動日
  参加者 6名 [岡田 高木 西田 浜田 久川 横山]
  ①トイレ設置 & 2号物置小屋の基礎工事…岡田 横山 
  ②リョプブ林シダ刈り…高木 西田 浜田 久川

里山クラブでは20万円の助成金を得て道具をそろえることが出来たのですが、その結果報告書を作成せねばならず、改善室で野坂さんに教えていただいたパソコンがおおいに役立っています。
河南町での炭焼き教室もインターネットで知り、4ヶ月ほどでしたが、チェンソーの使い方やコナラの伐採方法、玉切りや窯の詰め方など作業をやりながらの実習がよく身についています。
 竹炭材の切り出しもチェンソーを使う人がいないものでほとんど私の仕事になっているし、孝子の森でもチェンソーは私の専任です。
 ついでに最近の「孝子の森」の作業状況を述べてみます。
2月14日(土)朝9:30分に孝子小学校のグランドに集合。3名しか来ないが時間がきたから、徒歩で出発する。途中で自転車に乗った1名が加わる。イベント広場に到着し今日の作業予定を話しているところに遅れた人が1名現れてやっと5名となる。2名で簡易便所の基礎作りを進め、3名で下草刈に山へ向かう。30分ぐらい経ってからまた1名の参加者が現れる。彼は以前に作った第3ルートが気になっていてそちらに向かったらしい。私はイベント広場で基礎作りを進める。簡単にブロックを並べ間にセメント詰めて昼までに終了する。
 昼は6名がイベント広場に集まって、手製のテーブルと長椅子で昼食となる。愛妻弁当やコンビニ弁当とそれぞれ、自分の好みで持参する。新年会の残りがまだあったから缶ビールも1本づつあたる。いつもは焚き火で暖をとるのだが、今日は3月並みの陽気で、ビールがちょうど良い。
山仕事は重労働だから寒い時期が適してるが、今日は少し暑いくらいで相当に汗もかいている。
世間話のあと皆は山へ出かける。基礎チームは物置小屋の位置決めとレベル出しにかかる。先ず設置場所のかたづけ。次に竹を2mと3mに切り大体の位置を決める。角に杭を打ち込みビニールのロープを張って、長方形の枠を作ってから、ベニヤ板で直角をチェックする。目分量だがほぼ直角になっていて、修正なしでOKだ。3mのタルキ(木の角材)と水準器を使ってロープのレベル出しする。
このロープに合わせてブロックを水平に2段に置き、下の土を削ってレベルを合わせる。四隅に置いたところで、ブロックの在庫がなくなり、作業終了とする。2時30分である。
 山組みはまだ頑張っているようだから、様子を見に行くと、谷で一人下草刈り。急斜面で二人シダ刈り。もう一人は見当たらない。聞くと第3ルートの整備にいっているらしい。
 そうこうする内に3時となり、作業終了の時刻がくる。慣れた人はまだまだやりたいようだが、あまり参加しない人は相当に負担となっているはずで、時間どおりに打ち切って、山を降りる。
 作業現場から小学校のグランドまでゆっくり歩いて20分くらい。そこから家まで車で10分位のところです。町内の人が多いので皆さんも似たようなところでしょう。
 今日の参加者は6人で多い方でした。少ない時は3名だったりしますが、定例活動日は第2土曜日、第3木曜日、第4火曜日の3回で、熱心な人は個人的に、自分の都合の良い日に入山したりしています。私も家内や6歳になる女の孫などをたまには連れて行きます。前回は冬イチゴ食べたり、竜のひげの青い実を採ったり、ブランコに乗ってご機嫌でした。
 まだ野草は眠っていますが4月ごろにはいろんな花がいっせいに咲き始めるでしょう。

                                岡田憲政
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by kyousinomori | 2004-02-14 23:28 | 2004年活動状況 | Comments(0)

トイレ移設

平成16年(2004).2月11日…定例活動日
  参加者 4名 [荒木 岡田 竹本 増谷]
  トイレ移設…淡輪グランドゴルフ場より
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by kyousinomori | 2004-02-11 23:26 | 2004年活動状況 | Comments(0)

「堀口 荒谷」来訪

平成16年(2004).2月9日…「堀口 荒谷」来訪
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by kyousinomori | 2004-02-09 23:21 | その他・交流会・サポート | Comments(0)

竹炭ソムリエ論文 Ⅰ  by 岡田 憲正

平成16年(2004).2月2日①…「岡田 憲正⇒竹炭ソムリエ論文提出」

①竹炭・竹酢液の生まれてきた社会的背景と今後の展望に対する私の所見
 炭の歴史は古くわが国では最古のものとして約30万年前のものが見つかっているといわれている。現代文明の歴史はたかが、2,000年であるから、炭はその1500倍の長期間にわたって私達日本人の生活を支えてきたかけがえのない存在である。
 火を使うということによって今日の文明を作り出した人類にとって、木質天然素材を一旦炭化して利用するという知恵は、ただ単に燃料としてだけでなく私達に生活のあらゆる面で計り知れない恩恵をもたらしてきた。
 しかし20世紀前半から始まった燃料革命によって、この素晴らしい技術は急速に駆逐されてしまい、備長炭や茶の湯に使われる菊炭だけがかろうじて残ってきた。しかし20世紀後半に至って、現代文明がもたらした環境汚染が皮肉にも炭を復活させることになった。燃料として使われなくなったお陰でその後ろに隠れていた、天然素材の炭化によって作り出された炭素構造のもつ機能がクローズアップされることのなった。炭のルネッサンスである。
 竹炭は多孔質の構造から環境汚染物質の吸着機能に優れており、シックハウス対策や水質の浄化等に沢山利用されています。
 一方で竹酢液は環境汚染が原因と見られるアトピー性皮膚炎に効果が認められている。農業でも化学肥料の見直しから、有機栽培に貢献しています。
 この竹炭や竹酢液が世に出るきっかけとなったのは、野村先生によると、東北テレビで草柳大泰さんと野村先生の対談の中で竹炭や竹酢液の効用について、民間で経験的に使われている話をされたことがある。その折、先生が伝聞していたことを、実際に自分の腰痛に竹炭を試してみたり、先生が家のダックスフントが皮膚の発疹に苦しんでいるのに竹酢液を用いると、うそのように治まることなど、自分で確かめられていたからであるが、竹炭、竹酢液を強烈に世の中へアッピールされることになった。
 それまでは、従来通り燃料に用いたり、工芸炭として土産物の花生けの花瓶にして細々と売られていたに過ぎない。このようなことでは産業にもならないし、荒廃しつつある竹林の再生の役にも立たないので、竹炭、竹酢液の機能を売ることの仕掛けをされたのであるが、これが見事に当たったといえる。
 24万人とも言われるアトピー性皮膚炎に苦しむ人やペットの動物達が少しでも安らいでくれたらと、しかも竹炭、竹酢液を世に出すためにとPRされたのである。
 一方で我々の生活は自然との共生がより一層重要になってきました。自然が持っている資源は、再生不可能な鉱物や、石油のように減少一方のものがあるが、植物のように再生可能なものもある。同じ植物資源でも竹については、毎年、無性繁殖によって新竹が成育するために択伐さえしていれば保続生産が可能なこと、成長が早いことなど樹木とは異なった有利性を持っているのである。つまり再生可能で持続性の強調できる地球にやさしい資源ということが出来る。
 また、この竹の持つ多孔性を利用して竹炭が焼かれ、調湿、脱臭、水質浄化、土壌改良、電磁波吸収、遠赤外線効果などに役立つことが明らかとなっている。同時に炭化、乾留時に得られる竹酢液についても消臭、防菌、園芸植物の活性化などに利用出来ることが明らかになっている。
 しかし、これらの用途はほんの一部の機能を利用しているのに過ぎず、今後の研究開発によって、まだまだ多くの効用が見出されると思います。
 私が今後期待することは、関連する産、官、学がともに協力し合って竹炭・竹酢液の特性を科学的に立証し、用途の拡大を図って欲しい。
 竹炭、竹酢液のような持続可能で有能な資源をもっと世の中に役立てるようPRすべきでしょう。

②竹炭・竹酢液販売に対する関連の法律知識-2
1.竹炭・竹須液を取り巻く各種法規制について
  商品を販売するためには、まず第一に法令を順守しなければならない。
  竹須見・竹酢液は食品衛生法、景品表示法、薬事法、農薬取締法、肥料取締法、家庭用品品質表示法等  の規制を受ける場合があります。
  商品の形態により2つ以上の法規を受ける場合があるので注意が必要です。
2.景品表示法が改正された
  (改正前)
不当表示として規制するためには『実際のものより著しく優良と一般消費者に誤認される』ことが要件であるため、事業者が表示の裏付けとなる合理的な根拠を有していない場合であっても、公正取引委員会が表示通りの効果,性能等がないことを立証することが必要であった。
  (改正後の抜粋)                                  
・景品表示法に第4条第2項が新設された。(H15年11月23日施行)
 公正取引委員会が商品または役務のないようについて実際のものより著しく優良であると示す表示等(第4条第1項第1号)に該当するか否かを判断するために必要があると認める時は、当該表示をした事業者に対し、期限を定めて表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求め、当該資料が提出されない場合に、当該表示を不当表示とみなすものである。
 商品のサービスの効果,性能に関する表示であって、神秘的内容(「開運」、「金運」等)、主観的内容(「気分爽快」等)、抽象的内容(「健康になる」等)に関する表示であっても、これらの表示内容に加えて具体的かつ著しい便益が主張されている(暗示されている場合も含まれる)など、一般的消費者に対し実際のものよりも著しく優良ととの認識を与えるようなものであれば、合理的な根拠を示す資料の提出を求められる対象となる。
3.竹炭で見られる不適切な表示例
<食品に接して使用する竹炭について>
 ①食品衛生法違反の商品が氾濫している
  「お水の中に入れると残留塩素が減り、お水が美味しくなります」等の食品に接して使用し、かつ食品に何  らかの効果を表示した場合には、竹炭は食品衛生法の食品添加物に該当し、食品衛生法に定められた   表示が必要ですが、ほとんどの商品にこの表示がありません。
  食品衛生法により定められた竹炭の表示事項
   イ)「食品添加物」の表示
   ロ)名称:木炭(竹炭)
     (食品衛生法の木炭は木材または竹材を炭化したものと定義されている)
   ハ)製造元の名称および住所

 ②適切な竹炭の使用方法(使用量、浸漬時間等)が記載されていない。
 ③適切な注意書の記載されているケースが少ない。
  ・「できた水は速やかに使用するか冷蔵庫に保管しお早めに使用してください」の注意書は必ず記載する    ことが望ましい。
  ・竹炭の保管は衛生的に行うべきで、保管方法や適切な使用方法を記載している竹炭はすくない。
 ④長く使用し効果が減少した場合の手入れ方法の記載はあるが、手入れ後の効果がどれだけ再現したか   のデーターは見たことがない。
 ⑤使用した祭に炭の粉がお米や水に出る場合があるが、望ましいことではない。
   粉が出ないように工夫すべきである。

  <食品以外に使用される竹炭について>
 ⑥炭の利用方法で期待できない表示例
   ・お部屋の消臭・脱臭にご使用ください
     大量に竹炭を使用すれば期待できるが、数Kgでは期待できない。

    (竹炭の吸着能力について)
     アンモニア・トリメチルアミン・硫酸水素・ホルムアルデヒド・トルエン等の吸着試験では試験条件をよく     検討すること。
      何グラムの炭を使用し、どのような形状になっているのか?テトラパックは何リットルか、部屋に該       当するとどの程度の竹炭を使用することになるのか?
    ・同様なことは調湿効果についてもいえる
      竹炭自体に調湿効果はあっても、使用量があまりにも少なすぎて効果は期待できないケースがほと      んどである。
    ・マイナスイオン
      試験機関数箇所から、炭からマイナスイオンは発生していないとの見解を得ている。
    ・ミネラルが溶出している
      ミネラルは溶出しているが、ごく少量であり「ミネラルウオーターを作る」等の表現はオーバーな表現      と思われる。
    ・竹炭を入れた水はクラスターが小さい。
      学会では少数派しか認めていない。
    ・常温での遠赤外線効果
      燃料として使用した場合の遠赤外線については認められているが、常温での遠赤外線効果につい      ては多くの専門家が疑問視している。
    ・食品保存に・・・・
      果物の鮮度保持にはエチレンガスを吸収するので効果があると思われるが、対象範囲を食品全体      に広げる表現は認められない。
 ⑦(炭の利用方法)で認められそうな表示
    1)土壌改良材(目的:土壌の透水性の改善)としての使用方法
      但し、この場合は地力増進法による表示が必要である。
    2)「炭を使用すると使用しないときに比べて枝ふりが良くなった、細根の量が増えた」等の表現を行っ       た場合は、表現の仕方によって肥料取締法に抵触する場合がある。
    3)脱臭
    4)調湿
4.竹酢液で見られる不適切な表示例
  竹酢液にはベンズビレン、ジベンズアントラセン、メチルコランスレンなどの物質やクレゾールなどの有害   成分も極微量であるが含まれており、食用に使えない理由である。
    1)医薬品的な表示は認められない。薬事法違反になる。
      不適切な表示例:水虫に効果あり。アトピー性の改善に。肌荒れの消炎作用。等の表現は医薬品で      ない限り表示できない。
    2)食用は安全性が担保されない限り原則として認められない。
      食品衛生法上の表示は 名称:くん液 または スモークフレーバー
    3)農薬
      害虫予防、病気予防、植物の発育促進、土壌消毒、発芽促進、殺菌等の効果を表示すると無許可      農薬になる恐れがある。
       農薬とみなされる表現例:庭木・野菜・芝生の害虫にアブラムシやダニが寄り付かなくなる
       農薬の使用量が半分に
    4)認められる使用例
       有機栽培、減農薬栽培の補助剤
       食品添加用、加工食品のくん液
       医薬品原料(水虫、アトピー性皮膚炎,肝臓病、糖尿病)
       消臭剤
       土壌改良材
       飼料添加
       作物の活性化(ホルモンのような作用)、農薬原料、微生物培養助剤等
〇竹酢液品質規格指標
  原材竹の種類、窯の種類(土、金属等)
  採取温度、採取器具、貯蔵タンクの種類、貯蔵期間、貯蔵タンクからの採取部位、pH、
  竹酢液の色(明度、彩度、色相)、比重
5.容器包装の識別表示について
  紙製またはプラスチック製容器包装には原則として下記の識別マークを表示しなければならい。
6.木炭の表示マニアル
  (社)全国燃料協会では日本木炭新用途協議会と合同で学識経験者、木炭生産・流通業界などで構成す  る流通合理化推進会議、安全性確保調査検討会を設け、稲葉茂氏(全燃協会会長)を委員長として、木   炭を燃料用および新用途用を9項目に区分し、それぞれの表示マニアル(使用上のご注意)を作成した。
  各地域および各社の事情により、「表示方法」は必要に応じ補足することになっています。
  ①飲料水用木炭の使用上のご注意
   1.本品は飲料水用を対象として備長炭のように硬い木炭で製造しております。(食べられません)
   2.幼児の手の届かないところに保管してください。
   3.本品は使用する前に良く水洗いし、煮沸してからご使用ください。
   4.水洗いの際には絶対に洗剤などを使用しないで下さい。(本品には物質を吸収する性質があります)
   5.本品を使用した水は2日以内に使い切ってください。(本品には殺菌作用はありません)
   6.本品は繰り返しご使用になれますが、7日以内に「3」の処理を行い、4回を目安として取り替えてくだ     さい。
   7.水1リットルに対して直径2~3cm、長さ8cm程度または50g程度を目安としてください。
   8.他の用途に使用した木炭を飲料水用には使用しないで下さい。
   9.本品を入れた水はアルカリ性になります。お体に不調を感じたときは飲用を中止し、医師の指示に従     ってください。
  ②風呂用木炭の使用上のご注意
   1.本品は風呂用を対象として備長炭のように硬い木炭で製造しております。(食べられません)
   2.本品は使用する前に水洗いしてからご使用ください。
   3.本品は入浴剤と併用しないで下さい。
   4.本品は給湯式の場合湯を入れ始めたときから、沸かし湯の場合は水の時から浴槽に入れてご使用く     ださい。
   5.本品は繰り返しご使用になれますが、3~4回を目安に良く水洗いし、陰干しを行い、2ヶ月を目安に      取り替えてください。
   6.一般的家庭で使われる風呂では、木炭1Kgを目安としてください。
   7.皮膚や体質に異常のある場合は、医師に相談してご使用ください。
   8.本品で直接皮膚をこすらないで下さい。
   9.使用済みの木炭は炊飯用・飲料用などに使用しないで下さい。
   10.本品に関し、ご不明な点はメーカーまたは販売店にご相談ください。
  ③炊飯用木炭の使用上のご注意
   1.本品は炊飯用を対象として備長炭のように硬い木炭で製造したおります。(食べられません)
   2.幼児の手の届かないところに保管してください。
   3.本品は使用する前に良く水洗いし、煮沸してからご使用下し。
   4.水洗いの際には絶対に洗剤などを使用しないで下さい。
     (本品には物質を吸収する性質があります。)
   5.使用回数は30回程度を目安とし、ご使用の都度水洗いをしてください。
   6.米3合(3カップ)に対して直径2~3cm、長さ8cm程度、または50g程度を目安としてください。
   7.他の用途に使用した木炭を炊飯用には使用しないで下さい。
  ④土壌改良資材用木炭の使用上のご注意
   1.本品は土壌改良資材用を対象として製造しております。(食べられません)
   2.幼児の手の届かないところに保管して下し。
   3.本品は使用時に飛散し、他のものに付着することがあります。
   4.作物の種類によって、本品の施用量を適度に増減してください。
   5.植質土壌、酸性土壌、アルカリ性土壌など土壌の種類によって
     本品の施用量を適度に増減してください。
   6.播種、植付する時には、本品を土壌に散布(混合)後、潅水または降雨の後に行ってください。
   7.本品は地表面に露出すると風雨などにより流出することがあり、
     また、土壌中に層を形成すると効果が認められないことがありますので、十分土と混和してください。
   8.本品を土壌改良資材用以外に使用する場合は、メーカーまたは販売店にご相談ください。
  ⑤住宅床下調湿用木炭の使用上のご注意
   1.本品は住宅床下調湿用を対象として製造しております。(食べられません)
   2.幼児の手の届かないところに保管して下下さい。
   3.本品を施行する前には床下の清掃を十分に行ってください。
   4.施行時、木炭の微紛が漏れる恐れがありますので、汚れにご注意ください。
   5.施行時、木炭と金属管を接触させないようご注意ください。
   6.床下換気口を閉鎖しないで下さい。 
   7.1階床下に本品を施行する場合には、上部に20cm以上の空間を設けて下さい。
   8.住宅の立地条件、土質条件などによっては、その効果が期待されない場合がありますので、
     本品の施行に関してはメーカーまたは販売店にご相談ください。
  ⑥鮮度保持用木炭(青果物・果実・花卉)の使用上のご注意
   1.本品は鮮度保持用を対象として製造しております。(食べられません)
   2.本品は吸着性、吸臭性が強いので保管する場合は、
     ポリエチレンなど通気性の少ない袋にいれてください。
   3.本品はストーブなどの火気・熱源の近くに置かないで下さい。
   4.本品の包装が破損すると、木炭の粉が外部に漏れ黒く汚れますので強い衝撃を避け、
     乱暴に取り扱わないで下さい。
   5.本品は脱臭効果があるので、香りを重要視する場合はご注意下さい。
   6.使用済みの木炭は、飲料用・風呂・炊飯用などに使用しないで下さい。
   7.本品を鮮度保持用(青果物・果実・花卉)以外に使用する場合は
     メーカーまたは販売店にご相談ください。
  ⑦消臭用木炭の使用上のご注意
   1.本品は消臭用を対象として製造しております。(食べられません)
   2.本品は吸着性・吸臭性が強いので、
     保管する場合にはポリエチレンなどの通気性の少ない袋に入れて下さい。
   3.本品は、ストーブなどの火気・熱源の近くに置かないで下さい。
   4.本品の包装が破損すると、木炭の粉が外部に漏れ黒く汚れますので強い衝撃を避け、
     乱暴に取り扱わないで下さい。
   5.使用済みの木炭は、飲料水、風呂、炊飯用などに使用しないで下さい。
   6.本品を消臭用以外に使用する場合はメーカーまたは販売店にご相談ください。
  ⑧木炭を使用した寝具の使用上のご注意
   1.本品に使用されている木炭は、寝具用を対象として製造しております。(食べられません)
   2.本品は、ソトーブなど火気、熱源の近くに置かないで下さい。
   3.本品は吸湿性が強いので、湿気の少ない所に保管してください。
   4.本品は月に3~4回は直射日光を避け陰干しをしてください。
   5.木炭の入った袋(枕)ごと、または木炭マットの丸洗いは絶対に避けてください。
   6.本品が破損すると木炭の粉が外部に漏れ、黒く汚れますので、強い衝撃を避け、
     乱暴に取り取り扱わないで下さい。
   7.使用済みの木炭は、炊飯、飲料水、風呂用などに使用しないで下さい。
   8.本品に関し、ご不明な点があるときはメーカーまたは販売店にご相談ください。
  ⑨水処理用
    省略
     
②竹炭・竹酢液販売に対する関連の法律知識
薬事法対策について
薬事法は薬事に関する基本法で、医薬品・医薬部外品・化粧品および医療用具の製造・輸入・販売・取り扱い・広告などを規制し、その適正をはかることを目的とした法律である。医薬品などの製造業者・輸入業者および薬局開業者は、その業務全般について行政庁のきびしい監督下におかれている。中央および地方の薬事審議会も置かれ、医薬品などの品質・性状などに関する基準の設定・検定・虚偽誇大広告の禁止についても所要の規定を定めている。
 竹炭・竹酢液は木炭・木酢液と同様に、医薬品として認定されていない。広告や販売をする場合に、たとえば、水虫のように古くから民間療法として用いられ、その効き目がはっきり分かっていても、
[水虫に効く]といった表現は虚偽誇大広告の規定に抵触することになる。従って『効く』『有効』といった医薬品的な効能表示は出来ない。
 薬事法のほかにも、食品衛生法・栄養改善法・景品表示法や訪問販売・インチキ商法を規制するための関係法規が網の目のように張り巡らされていて,違反すると製造・販売の停止や回収を指示されることがあるので注意が必要である。
PL法対策について
 PL法は欠陥商品に対してメーカーが負う製造責任を規定した法律で、製造物の欠陥から人の生命、身体または財産に損害を受けた消費者を救護する事を趣旨としている。平成6年6月に成立し、翌年の7月から施行された。
 たとえば、竹炭を室内の消臭と空気の浄化用の商品として販売した場合、万一、幼児やお年寄りが、その炭をしゃやぶって喉につめたとか、歯が折れたとか、ストーブの火元に接近させすぎたために燃焼したといった予期しないトラブルが発生した場合、また、車の床に車内の消臭用として置いていて、それが走行中の振動で、炭のかけらが容器から飛び出して、ブレーキぺタルの下に転がって、ブレーキが利かなくなり、交通事故の原因になった場合でも、PL法によって製造者が責任を問われることになる。
 したがって、万一のことを想定し、容器に蓋をつけるほか、使用上の注意として、考えられるあらゆるトラブルの予防処置を明記しておく必要がある。
有機食品の検査認定制度について
 食品売り場には『有機低農薬栽培』とか『有機減農薬栽培』など、まぎらわしい表示をつけた商品が氾濫しています。そこで、消費者が店頭で『ほんもの』か『にせもの』かが見分けられるようにした。同時にほんものの『有機農作物』『有機食品』の品質を国が保証する制度です。
 炭や竹酢液を有効利用して有機農法を真面目に実践している篤農家の努力が報われる制度ともいえます。
 平成12年6月10日から施行されたこの制度では、農林水産大臣から認可を受けた登録認定機関(第三者認定機関)が生産工程管理者・製造業者・小分け業者・輸入業者を認定し、認定された生産工程管理者等が自ら挌付け
(検査)し、その結果、JAS規格に適合した農作物・食品にかぎり『有機JASマーク』が貼付できる仕組みになっています。
 このLASマークが付いていないもには、『有機農産物』『有機栽培』『有機○○』などの表示はできません。
 有機農産物とは科学的の合成された肥料および農薬の使用を避けることを基本として、播種または作付け前2年以上(多年生植物にあっては、最初の収穫前3年以上)の期間、堆肥などによる土づくりをおこなった圃場で生産された農産物である。  
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by kyousinomori | 2004-02-02 12:19 | その他・交流会・サポート | Comments(0)

竹炭ソムリエ論文 Ⅱ  by 岡田 憲正

平成16年(2004).2月2日②…「岡田 憲正⇒竹炭ソムリエ論文提出」

③竹炭窯の種類とそれぞれの窯の特性について
 1)オイル缶窯(20リッターオイル缶使用)
    良質の炭は期待できないが、炭化時間1~2時間、冷却1時間で終了できる。
   したがって、炭焼き体験にはもってこいの簡易窯で煙の色で判断することさえ覚えれば誰にでも炭焼きができる便利な窯です。炭焼きのPRに適していている窯でしょう。

 2)ドラム缶窯 
   ・炭化温度 400~600℃
   ・炭材が多くなるため口焚きから炭化終了まで約8時間、冷却5~8時間を要す。
   ・口焚き、口止め、炭化操作と炭焼きの基本を覚えるのに便利な窯である。
   ・この窯でも燻煙熱処理した炭材を使うと、最高温度も高くなり、時間も短縮できる。

 3)移動式鉄皮窯(煙突4本付きの縦型)
   ・炭化温度 400~600℃程度
   ・炭材のある所に窯を移動させて使う。
   ・設置や撤去が2人でできる。
   ・操作が簡単で、特に熟練度を必要としない。
   ・炭の用途は土地改良材、肥料用、漁礁用等に限定される。
   ・炭材の挿入から出炭まで1~2日で完了する。

 4)白炭窯(土窯)
   ・最高温度が1,000℃を越えるため、耐火性の優れた石やレンガで築く必要がある。
   ・天井にも耐火性に優れた粘土を使わないと焼け落ちてしまう。
   ・形は炭をかきだして消火するので黒炭窯に比べ奥行きが浅く、窯口が広くかき出しやすい巾着型が多い。
   ・日本の伝統的な土窯は最もよい炭が焼けるといわれています。
    炉体の熱容量が大きく急激に温度が上昇しないし、初期には炭材から出た水蒸気を炉体が吸収し、高温になってから逆に水蒸気を放出して、炉内の湿度を調整してくれる。
   ・6尺窯(吉田窯) 奥行き1.8m 最大幅1.6m 炉壁高さ1.3m

  5)黒炭窯(土窯)
   ・炭化温度 600~850℃
   ・白炭窯に比べて高温にならないので奥行きの深い大型の窯の設置も可能である。
   ・炉体が湿度調節してくれる。
   ・見た目にも滑らかな粘りのある硬い炭が焼成できる。  
 
  6)寿酢嬉式竹炭窯
    外装は鋼板をボイラー型に加工し、耐火と保温の両方の性質を持った特殊レンガを張り付けた窯である。
   ・最高炭化温度 850℃
   ・炭化時間 8~10時間
   ・炭化室 1300×2m(約2m)
   ・所要日数 1回あたり6日間 出炭量90Kg/回
   ・機密性と保温性に優れており炭化時間が短い。

  7)平炉(工業炉)
   ・炭化温度 400~700℃
   ・大量生産向きの工業炭化炉の一種で工場内で使われる。
   ・構造が簡単で操作も熟練を必要としない。
   ・建設コストも少なくてすみ、わが国では広く利用されている。
   ・通常は粉砕して粉炭の形で出荷されている。

  8)スクリュウー送り出し法鋸屑炭化炉(工業炉)
    マスプロ生産に適した工業炭化炉の一種で炭材に鋸屑を使い連続的に炭化させ製炭する。
    炉の部分にスクリュウーコンベアーを通し、外側を加熱炉で覆った形状になっている。
    炭材がスクリュウーコンベアーの働きで、窯の中を通過している間に外部の加熱炉の熱により短時間で炭化が終了する。
   ・炭化温度 400~450℃
   ・炭化時間 20~25分
   ・完全自動化され連続無人運転も可能である。
   ・日産 数トン/日

  9)流動法鋸屑連続炭化炉
    この炉は炭材を加熱して炭化するという方法ではなく、炭材の発熱作用を利用して炭化を行う近代的な炭焼き技術でわが国が世界の最先端をいく。
    原理は比較的簡単で鋸屑は100℃になると水分を蒸発し、100~200℃で、水、二酸化炭素、一酸化炭素などを放出するようになる。200℃を越えると急激に反応速度が上がり、
更に炭化水素、水素が多く含まれたガスが発生する。このガスを燃焼炉で燃焼させ、熱の一部を鋸屑の乾燥に利用する。
最初に鋸屑が分解するための熱を供給すれば、その後は空気を供給するだけで炭化が連続的に進行する。
   ・炭化の環境を常に一定に保ち、均一な製品ができる。
   ・温度調節は空気の流入と鋸屑の押入量をコントロールすることで簡単にできる。
   ・粉炭1トンを焼くのに役1700KW時の発電が可能であり、自家消費だけではあまり、売電している。

④竹炭の前処理として行われる燻煙熱処理の意義
竹炭を焼く前に、材料となる竹材を出来るだけ均質なものにしておくことが大切である。こための手順を述べる。
1)4年以上の竹を使うこと。
  竹林の保護を考えるなら、タケノコの一番たくさん出る3年生の親竹は伐採しない。
2)竹材は、部位を区分しておくこと。
  竹の含水率は地上部に近いほど高く、竹令が若いほど高い。部位の区分は、
第1節間から第10節間、
第11節間から第30節間
第31節間から上の部分
  を目安にして3つの部分に分けておくとよい。そうすることで、炭の仕上がりが均一になる。
  炭にするときは、同じ区分のものをまとめて焼くことが大切である。
3)必ず燻煙熱処理を行うこと。
  竹は、中空で部材は薄いため、いろいろとの内部ひずみが生じている。このひずみを均一にしておかねば、炭にする課程でねじれたり、そったりバラバラに割れたりする。
  これは、竹の表皮と内皮の比重の違い、竹カンにおける上下方向、円周方向での含水率の違いやひずみの分布の違いが原因となる。
  これらを均一にしてやることが重要で、燻煙熱処理はこの問題を解決してくれる。
  上限は200℃程度で目安として
       第10節間から上部は2日間
       第1~10節間の部分は3~4日間
  煙の中で処理する。この処理によって、竹材のひずみが均一になり、材は収縮して緻密になる。
  含水率も低下し、均一になると同時に自然乾燥時に水抜けが早く、理想的な炭材の含水率
  (12~13%前後)になる。
  この処理した状態で自然乾燥しておくと、カビや虫が付きにくくなり、長期間の保存が可能になる。燻煙熱処理することによって、竹の伐採期は時期を選ぶ必要がなくなり、年間を通じて炭焼き作業が可能となり、炭の仕上がりも季節の変動が少なくなる。
  なお、当方のレンガ窯においても適正に燻煙熱処理がされた炭材ではネラシ最高温度も800℃以上が楽に確保できることを体験し、良質の竹炭を得ることが出来るようになりました。
  
⑤竹炭の構造およびその機能(はたらき)とそれに関連する用途
 1)炭の内部構造
   炭の内部には、いろいろの形態の空間が存在する。その大きさは1cmの1億分の1のものから数ミリ単位までいろいろあるが、これらの内部空間の表面積を全て加えたものを内部表面積と呼んでいる。
   炭1gの内部表面積は300m位の広さがあるいわれています。
   この内部表面にいろいろの物質をくっつける現象を吸着という。しかし、対象となる物質によって吸着性能は大きく異なる。しかも吸着の仕方には物理吸着と化学吸着がある。
   物理吸着
    物理吸着の強さは、炭の内部表面に1cmの1000万分の1位の小さな穴が多ければ多いほど、吸着する力が大きいと考えればよい。
   炭の微細な構造を模式的に描くと図1のようになる。
    

                           ①ミクロ孔 2/10,000,000cm以下

                           ②メゾ孔 2/10,000,000~5/1,000,000

                           ③マクロ孔 5/1,000,000~1/10

   化学吸着
    図1の炭の内部表面を更に細かく見ると図2に示すように亀の甲型に炭素原子がつながりながら、一部で水素や酸素その他の元素で構成される、いろいろの化学構造を持った成分(官能基)と結びついている。外からのいろいろの化学物質が炭の内部に入り込んでくると、この官能基と結びついて炭に吸着される。このような吸着を化学吸着と呼んでいる。
   この化学吸着の働きによって、生活周辺で大量に発生する酸化物を取り除くことが出来る。
以上のメカニズムよって、炭は悪臭や物を精製する時に含まれている不純物等を吸着する性質があることが知られている。この性質を利用してアンモニヤやエチレン等のガスを吸着させたり、シックハウスで問題となっているホルムアルデヒドの除去、さらにはダイオキシンやトリクロロエチレン、水道水に含まれるトリハトメタン等の有機塩素化合物の吸着に効果を発揮する。
   
焼成温度と炭の性質
    ①400℃以下の低温で作られた炭
      化学吸着においてはアルカリ性の物質とくっつきやすい性質を持った官能基が出来やすい。
    ②600℃~700℃で焼いた炭
      アルカリ性物質と酸性物質との両方を吸着する性質がある。
    ③700℃以上で焼いた炭
      自動車の排気ガス等酸化物であふれているところで酸性物質を除去する。

    吸着と脱着  
     物理吸着のように小さい穴にスッポリとはまり込んだ物質や化学結合によって吸着した物質は、なかなか取れないが、比較的取り出しやすい穴に入っている物質や水のように炭の表面に多層になってくっついているものは脱着され易い性質がある。
     炭の内部に形成された細孔の大きさや図3に示したような内部空間の表面状態によって吸脱着の機能が変わってくる。
     生活環境における炭の吸脱着機能は、湿度コントロールに威力を発揮する。
    床下の根太材の表面が結露するとカビが発生しやすくなり、一旦カビが発生すると周りから水を引き寄せる。次に木材腐朽菌の胞子が付着して成長を始め、菌糸を発達させながら木材中に広がり木材の成分を分解しながら、その分解生成物を栄養にして広がっていき、やがて木材がボロボロになる。
     炭はその重量の1%~4%に相当する水蒸気を吸脱着でき、細孔容積の大きいものほど調湿機能が高いと言われている。100Kgの炭を床下に入れておくと、1Kg~4Kgの水蒸気を吸着してくれる勘定になる。相対湿度100%とは気温20℃の場合1mの空気中におよそ17.3gの水が含まれていることになるから100Kgの炭が吸着してくれる水蒸気を含む空間容積は、58m~231mになる。概算で6坪から25坪の住空間の水蒸気を調節してくれる。
     この調湿機能は半永久的である。室内空間に充分な木材を用いることで、炭と合わせてほぼ完全な調湿機能を持ったメンテナンスフリーの素晴らしい健康的な空間が作られることになる。
     炭は美津濃吸脱着以外に水蒸気の形態や空気中のプラス電荷やマイナス電荷を持った微細な粒子に対して電気的に中和したり、吸着したりする機能が加わるため、実際には環境浄化機能は水蒸気の吸着・脱着を上回る効果があると考えられる。
     この空間では木材と炭の機能の相乗効果で年中60~65%の相対湿度が保たれる。
    この生活環境改善のための炭は600℃~800℃の範囲で焼かれたものが、酸性物質、アルカリ性物質の吸着のバランスからも、水の吸脱着による調湿機能からも一番よいようである。
 2)炭の遠赤外線効果
    これまでは主に炭の構造とそれに由来する機能を述べてきた。
   もう一つ、炭の重要な働きに遠赤外線放射機能がある。炭が遠赤外線を放射し、この働きによって空気が浄化されたり、ご飯が美味しく炊ける、天ぷらが上手に揚がり、天ぷら油が酸化しない。 風呂に入れると温まり、身体を炭でマッサージすると血行がよくなる。水が美味しくなり、安物のういすきーや酒がうまくなる、等々いろいろ宣伝されている。
    これらは体験的に本当のことであり、その理屈も説明できる部分もあるが、正確に科学的証明となると複雑で厄介な問題である。なぜならば、20℃前後の常温といわれる温度域での遠赤外線を直接正確に測定する方法が、今のところないからで、間接的な手段か、高温部でのデータ-に基づいて推定する方法しかないからである。これに加え、前述した吸着機能や炭に含まれるミネラル等との複合効果が考えられるからである。
    そうだからと言って、現実に私達の生活環境を快適にしてくれている事は間違いない事実である。従って多少のこじつけはあっても、少しでも正確な知見をまとめてみよう。
   遠赤外線とは何か
    全ての物質は、分子で構成されている。これらの物質を構成する分子の構造は多種多様であるが、常に振動している事が分かっている。この分子の振動が止まってしまう温度を絶対零度と言い、Kで表示される。
    これは摂氏でマイナス273℃に相当する。絶対零度以上の温度では分子は振動し始め、温度が上昇するにつれてその運動は激しくなる。温度とは、エネルギーの別の表現と考えてもらえばよい。温度の基準を摂氏で表すと、これはどちらかというと人間の体温を基準にしている。熱いとか寒いとかの世界である。物体を基準として考える時は、絶対温度で考えた方が分かりやすい。
     摂氏20℃といえば人間の感覚からすれば快適な温度であるが、絶対温度にすると293Kとなり、物体は外部から『熱』の形で多くのエネルギーを受けているのである。物体を構成する原子や分子は、エネルギーを吸収して振動を始める。炭も人間の身体も原子や分子で出来ているから、私達が生活している温度域では外部からエネルギーを吸収してミクロな部分で常に振動している。物質を構成している多種多様な原子、分子の振動が合成されて、その物質特有の固有振動を作り出す。振動している物質からは、その固有振動に基づくエネルギーが放射されている。これを電磁波と呼んでいる。感覚的には分かりにくいが、温度もエネルギーも電磁波も同じものの表現の違いだと思えばよい。絶対温度以上では全ての物体から電磁波が出ているのだと理解してもらうことにする。
     次に、この電磁波は波長が千兆分の1cmの長さのものから100km以上に及ぶ気の遠くなるような範囲のものが存在するが、日常自然にあるのは太陽光で、紫外線、可視光線および赤外線に分類される。地球上の生命が日常的に関われる電磁波は、自然の状態では太陽光であり、波長に直すと100万分の1cmから1mmの狭い範囲のものである。これらの波長を持つ電磁波のエネルギーは熱量に換算すると平均値で
       可視光線・・・5000kcal
       赤外線・・・・・数10kcal
   遠赤外線・・・0.1Kcal
    となる。可視光線は、反射光線であるから物体に吸収されることはないが、紫外線、赤外線および遠赤外線は物体によっては、吸収されたり反射されたり透過したりする。
     私達が関わる電磁波は、常温と呼ばれる温度域、つまり20℃前後を中心として、下はマイナス20℃から上は40℃に特定した温度域で狭い範囲の話である。
     ウイーンと言う人が電磁波の波長と絶対温度の間に下記の関係があることを発見した。
         [波長]×[絶対温度]=2897.6
    この関係式は、ウイーンの変位則と言われるもので、絶対温度(T)の完全黒体から放出される放射エネルギー密度が最大になるような波長(λ)は、Tに反比例することを示した。
    この式は高温度のこくたいではよく適合するが、低温度の領域では、厳密に計ることは出来ない上、黒体でないものはなおさら困難である。乱暴な話であるが、常温域での電磁波の波長を知るための目安となる簡単な方法が他にないので、この式を用いて生活範囲の温度域にある物体や生命体の表面温度に関連した電磁波の波長を計算すると、-5℃から200℃の温度域での電磁波の波長は、図3のようになる。温度が高くなるにつれて放射される電磁波の波長は短くなることが分かる。人の体表面温度は、平均36.5℃で、絶対温度では309.5Kであるから、9.4ミクロンの電磁波を常に放射している。
このように体温を一定に保ち続けることを恒常性というが、病気になるとこの恒常性が保てなくなり,いろいろの異常が生ずる。0℃の水は10.6ミクロン、100℃の沸騰水は7.8ミクロンである。
     180℃の天ぷら油は、6.4ミクロンの電磁波を放射する。いろいろの波長の電磁波が存在するが、5ミクロンから1mmの波長のものを遠赤外線として分類している。
     私達は、テレビ、ラジオ、携帯電話や電子レンジ等でいろいろの電磁波〈電波〉を利用しているが、いのちそのものとかかわる電磁波の領域は、高々-20℃~40℃の狭い範囲である。
     波長に直すと11.45ミクロン~9.25ミクロンになる。天ぷら油を使う時の温度まで考えると、6.1~11.45ミクロンの波長域を考えればよい。
    遠赤外線の機能
     竹炭と人の関わり方を常温の範囲で考えようとする話であり、炭を燃やしてしまって、その基本的な構造を変えてしまう温度域での話ではない。すなわち、人間の生理的な面での機能と、高温と言っても、たかが天ぷらを揚げる程度の温度域での炭の機能について考えていこうと言うわけである。この領域で関わってくる電磁波が遠赤外線であり、生活派の電磁波とも呼べるであろう。図3に示したように温度が高くなると電磁波の波長は短くなり、この電磁波のエネルギーは大きくなる。私達が熱源として使う赤外線ヒーターから飛び出してくる熱線がこれである。遠赤外線は熱線の一種であるが、エネルギーは小さいため、吸収されて身体の中で熱エネルギーに変わっても体感出来るほどのものではない。しかし、この感じにくい遠赤外線こそ私達の生活と深い関わりがあり、炭は遠赤外線の放射体として安価で高い機能をもっているのである。遠赤外線に対する物体の挙動は、吸収、反射、透過の3種類がある。

     黒体は全て吸収してしまうので熱効率がよい。炭は、完全黒体に近いので遠赤外線をよく吸収する。吸収された遠赤外線は、熱エネルギーに変わって炭を構成している原子や分子を振動させる。吸収されるエネルギーは、無限に吸収されるのではなく限界がある。この限界を越えると内部の振動によって生じたエネルギーが遠赤外線となって再び外部に放射される。このようにして、物体は常にエネルギーの吸収、放出をくりかえしているのである。
    ご飯を炊く時に炭を入れると、どうして美味しく炊けるのか
     米の主成分であるデンプンの分子は、糸くずが絡まったような網の目構造をしている。
    これに水を加え外部から熱すると、デンプンの内部に水が浸透していくと同時に、熱によってデンプンや水の分子運動が盛んになる。デンプンの分子運動が盛んになると、この網の目構造がほぐれてきて、多くの隙間が出来る。この隙間に水の分子が入り込み、温度がどんどん上がるにつれてそれぞれの分子運動が盛んになり、デンプン分子の間に入り込んだ水の運動でデンプン分子の網の目構造はますます膨張する。この時,炭が存在するとどのようになるかを考えてみよう。
     図4は、炊飯時に竹炭を入れたときと入れない場合との炊飯器内の温度の差を時間変化として示してある。炊き始めに瞬間的に8℃の温度差が生ずる。平均すると2℃も差がある。
     これは圧力釜で炊くのと同じ効果があることを示している。炭を入れておくと周りから熱を吸収してそれを遠赤外線として放出する。これが米や水に吸収され熱エネルギーに変わり、米の内部にまで熱を伝える。竹炭みを入れておくと熱効率がよくなることは間違いなさそうである。
     もう一つ、面白い現象は、炭を入れた場合、ご飯に含まれる水の量が焼く17%増える。この差は、冷や飯になったときにハッキリした差となって現れる。炭を入れない方はパサつくが、入れた方はむっちりとしている。炭を入れることによって、炊飯器内の平均温度が大気圧での温度より上がるため、その分デンプン分子の運動が盛んになり、網の目構造を押し広げ、水分子が入り易くなるのであろう。さらに、炭から放射された遠赤外線が水に吸収され、水分子の運動が活発になり、その結果水のクラスターを小さくし、デンプンの網の目構造の中に入り易くなることも考えられる。これらが相乗効果となって美味しいご飯が炊けると同時に冷えた後もその効果が持続すると考えられる。この現象を図5に模式的に示した。
    炭による水のクラスターの変化については、竹炭に含まれるミネラルとの関連のところでも述べる。 
    竹炭を風呂に入れると身体が暖まるのはどうしてか
     風呂に炭を入れた時の効果は、ご飯を炊く場合とほとんど同じである。
    炭を入れておくと、水の温度が高くなるにつれて前に述べたように放射される遠赤外線の波長はみじかくなり、それが吸収された時のエネルギーは大きくなる。それゆえ、炭
からの遠赤外線を身体の表面で吸収し、それが熱エネルギーとなって身体の芯まであっためることになる。
 もう一つの効果は、炭が界面活性剤の役割をすると考えられる。皮膚表面は、細かく見ると凹凸があり、そこに空気の細かい気泡がくっついている。空気は断熱効果が高いから、皮膚表面と風呂の湯が直接接触しなければ熱が伝わりにくい。炭の遠赤外線が水に吸収され、活性化されると水のクラスターが小さくなり、皮膚の細かい隙間まで侵入すると考えられ、その結果、熱エネルギーが皮膚表面に充分伝えられる。
 更に、皮膚表面には、体脂肪が汗腺から出てきて付着している。この脂肪も水をはじくと考えられる。
 炭からは、遠赤外線以外に炭にふくまれるミネラルのカリウムやカルシウム等のイオンの働きも手伝って水の表面張力を下げる結果、皮膚表面での水の展開が容易になると同時に遠赤外線が脂肪の膜も一緒に皮膚表面に吸収されるため効果が大きいと考えられる。
竹炭の機能性と用途展開
 最後に竹炭の機能性を利用した用途展開表を示す。【表1】
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by kyousinomori | 2004-02-02 11:22 | その他・交流会・サポート | Comments(0)

竹炭ソムリエ論文 Ⅲ  by 岡田 憲正

平成16年(2004).2月2日③…「岡田 憲正⇒竹炭ソムリエ論文提出」

⑥竹酢液の成分およびその機能とそれに関連する用途
竹を構成する化学成分の主なものは

          熱分解
          開始温度    竹酢液に含まれる成分

・セルロース    240℃   ①酢酸を主成分とする有機酸②アルコール類(メタノール・
                 エタノール)
・ヘミセルロース  180℃   ③カルボニルとしての(ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド) 
                 ④その他の中性成分 
・リグニン     280℃   主にフェノール性のものが得られる。(フェノール・オルトークレゾール・メタクレゾール・カテコール・グアヤコール・ポリフェノール)
・糖類
・油分
・蛋白質等

これら竹酢液に含まれる種々の熱分解生成物は、主なものだけでも40種類近くあり、厳密に分析すれば100種類は超える成分が含まれていることは間違いなさそうである。
 竹酢液に含まれる主要成分を表一に、主なポリフェノールの化学構造を表二に示す。
 このように分類できるもの以外に、一般にラジカルと呼ばれる化学的に不安定で反応性に富んだ物質が多く存在し、それ自体がまわりの化学物質と相互に反応を続け、変化していくため熱分解直後の竹酢液は極めて不安定なものと考えられる。それゆえ、いろいろの用途に竹酢液を用いるためには、まずこれに含まれているいろいろの成分が安定するための時間が必要となる。
 このように貯蔵した後、重い成分は主にタール分となって底に沈み、竹酢液は3層にわかれる。上澄み液には少量の油分が含まれており、この部分はごく僅かで、その下の中層が大部分を占める。下層の比重の大きいものがタール分である。竹酢液は、この3層に分かれたものの中から主に中層のものが使われる。
竹酢液のアトピー性皮膚炎に対する消炎効果
アトピー性疾患とは、過敏症のⅠ型に分類されるもので、外来性あるいは内在性の抗原(アレルゲン)が組織の肥満細胞と血中の好塩基球の膜受容体に結合している特異的な抗体である免疫グロブリンEと結合した結果引き起こされる。この抗原抗体反応によって、強力な血管作動性および炎症性の媒介物の放出を引き起こす。この媒介物質はいろいろあるが、代表格がヒスタミンで
血管の拡張、毛細管浸透性の増加、腺の分泌過多、平滑筋のけいれん、および好酸球と他の炎症性細胞による組織浸潤を生み出す。これがアトピー性皮膚炎である。このヒスタミンは人間の皮膚に多く分布している。ヒスタミンの構造は図二のような化学構造をしておりエチルアミンの仲間である。エチルアミン(C H NH )はアンモニアよりも強い塩基性の物質で酸と出会うと塩を生成する。
 ヒスタミンは、普段は他の物質と結合して不活性な状態で皮膚や筋肉等の肥満細胞と呼ばれる細胞内に顆粒状で存在しているが前述したように抗体(アレルゲン)が出現するとそれに対抗する抗体(免疫グロブリンE)との反応で活性化され、アトピー性皮膚炎を引き起こすことになるらしい。
表四はヒスタミンによる種々の障害を止めるための基本物質をしめす。これらの物質の官能基を見ると、いろいろのものが存在する。これらの官能基が機能するであろう。
これから推論出来る事は、抗ヒスタミン薬の機能はヒスタミンあるいは、その受容体の官能基に、より反応性の高い官能基をくっつけてしまい、ヒスタミンや受容体の機能を変えてしまえばよい、という単純な構図が考えられる。竹酢液に含まれる多くの成分には、抗ヒスタミンと同じ官能基が存在する。しかも、生理的に厄介なアミン類については、抗ヒスタミン剤のような複雑な化学構造のものはない。それにシアノ基(-CN)を含まないから素人目には既存の抗ヒスタミン薬より生理的に安全のような気がする。その上、ヒスタミンやその受容体の官能基とよりラジカルに反応し、それらを不活性化するとなれば願ったりかなったりであろう。なぜなら、竹酢液にふくまれている官能基は、特定の抗ヒスタミン剤よりはるかに多く含まれており、より活性化機能の強い官能基が存在するかも知れない。
竹酢液に含まれる多くの酸類は、ヒスタミンのエチルアミン構造と反応して塩を生成し、これによってもヒスタミンを不活性化するかも知れない。現象的には、竹酢液はアトピー性皮膚炎に対する消炎効果が認められるのであるから、上述のような反応が起こっていると考えて間違いないであろう。
糖尿病に対する竹酢液の効果
・糖尿病とは
 糖尿病とは、インスリン分泌の障害とインスリン作用の障害の両方、もしくは一方が原因で生じる高血糖を特徴とする症候群で、糖尿病性ケトアシドーシスまたは非ケトン性高血糖性高浸透圧性昏睡や、網膜症、腎症、冠動脈および抹消動脈の粥状硬化症、末梢神経障害と自律神経障害等の糖尿病晩期合併症の危険を伴う恐ろしい病気で、気がつかない間に進行し、晩期には悲惨な状態となる。このインスリン欠乏の病態生理を簡単に示すと図三のようになる。インスリンの構造や生理活性についてはかなり明確に分かってきているようであるが、糖尿病そのものの研究や治療法についての研究はインスリンそのものの研究に比べてかなり見劣りがする。
それは相手が人間であることと不確定要素が多すぎて単純な実験系を組み立てることが出来ないからであろう。
・糖尿病に対する竹酢液の効果について考えてみよう
 糖尿病は図三に示したように主要な徴候は高血糖である。これは
   1)細胞内へのグリコースの取り込みの減少
   2)種々の組織でのグルコース利用の低下
   3)肝臓でのグルコース生産の増加
によって起こる。これらは全てインスリンの欠乏と関連している。それゆえ、治療法としてはインスリンを直接投与するかインスリン分泌を刺激するスルフォニル尿素化合物が薬として用いられる。この薬は、標的組織でのインスリン作用を増強したり、肝臓でのグルコース生成を阻害することで血糖を低下させる。
 これらインスリン分泌を促す薬剤を表5に示す。いずれも抗ヒスタミン剤同様見るからに気持ちの悪い構造をしており、全てに副作用として低血糖がついてまわる。いずれにしろ、糖尿病患者にとっては、低血糖を伴うことなく血糖値を下げることが第一である。すでに示したように、これまでに行った竹酢液の成分の中にはスルフォニル尿素剤に匹敵するような、ややこしい化学構造を持ったものは検出されていない。それにもかかわらずこれを服用することによって血糖値が下がったという話が寄せられている。
 岸本先生が木酢液から作られた糖尿病の治療薬のことについて述べられたことがあるが、結構売れたという事は、それなりに効果があったと考えられる。
 とにかく現象的には竹酢液を服用することによって血糖値が下がったという事実があることは、竹酢液の成分中にスルフォニル尿素剤同様インスリン分泌を促すか、インスリンの作用機序の中の障害部分を取り除く機能を持った物質が存在するはずである。
野村先生が立てた一つの仮説は次のようなものである。
インスリンは膵臓に結晶の形でプールされていて、その内の15~20%が一日の使用量として分泌されているが、何らかの機能障害によって、この結晶を活性化させることが出来ない場合が考えられる。この活性化に与るのが遊離のカルボキシル基フェノール水酸基出あることが分かっている。スルフォニル尿素剤の化学構造の中にもこれと同じ官能基を持っており、竹酢液の組成分にも、より豊富に存在している。しかも竹酢液の方にラジカルなものが多いとすれば、
インスリン活性剤の一つとして効果があるはずだ、という説である。

⑦よい炭と悪い炭をどのように区別するか
 炭の用途によってよい炭の条件が変わるので、一律にこれがよい炭だとは云えない。
例えば、土壌改良用に使うのであれば、形状に関係なく600℃程度で焼成された比較的柔かいものでも使用できます。伏せ焼きやドラム缶で焼かれたものでもOKです。
 一方、炊飯用、浄水用等は形状的にも綺麗なものが要求されます。焼成温度は800℃以上の硬いものが適しています。床下調湿用には、柔かいものと硬いものとの混合炭が効果を発揮するようです。
従って、用途に応じた焼成温度で焼かれた炭がよい炭と云えるでしょう。
 ごく一般的に流通している炭については次のような表現で表されています。いい炭とは

      イ)通電性に優れていること
               (炭化度計やテスターでチェックする。)
     ロ)硬く割れにくいこと
              (15cmの長さの平板炭で少々の力で折れないこと。)
     ハ)表面が滑らかであること
              (色は真っ黒と云うより、グレーまたは銀白色)
     ニ)炭と炭を叩くと金属音がすること  

上記の竹炭を作るのには土窯で800℃以上の焼成温度で焼かれたものが多いと云われています。
                                      以上
⑧その他
1.瓦窯による竹炭の製造
(最高温度850℃をめざして)              H16-1-11  

1)窯の改造状況と実績
岬町では以前、瓦の生産地として知られる土地であり、多奈川の港から沢山出荷されていたと言われています。現在では瓦窯は一基も残っていませんが、伝統産業を後世に伝えるべく小型の窯が再現されています。小型でも実際に瓦が焼かれる窯ですけれども、1回のテスト焼き以外は使われておりません。 その後、使用予定のないまま放置されているのを知り、所有者である町に依頼して使用許可を取りつける。外部形状はあまり変形しないとの約束で、炉の内部だけ炭用に改造した。
第一回目の改造状況を図1に示す。
右側を燃焼室として使い、炭化室の壁を一部抜き取り熱風口とする。
炭化室は地下部分を埋めただけで使い、左側の部屋は使用せず煙道のパイプを2本通すだけにして、煙突は炉の外側の施置する。
 この窯を使ってH12年~H14年まで3年間、24回の炭化作業を実施する。
よい炭も何回か出来たが、温度の上下動が激しく操炉の難しい窯で、着火することが多くて困る。
 こんな状況で第2回改造をH14年末に実施し図2のごとく改める。
しかし、表1に示すごとく10月までは、かんばしい実績がない。窯NO15-9-28については2日目の朝には、煙突から煙がぜんぜん出ず、逆に空気口から煙が吹きだしている。煙道口が炭材で塞がれたのかと思い、煙突下を分解して見たが、詰まっていない。仕方なく、卓上旋風機の微風で煙を炉内へ押し込む。
続いて窯NO15-10-26のケースでも同様の時期に空気口から煙が吹き出した。
これは窯の構造上の欠陥があるだろうと考えて、第3回目の改造を実施する。図3に改造点を示す。
 改造点 ①煙突を炉本体に密着させる。
     ②排煙口を拡大する。
     ③排煙口上の上部に傾斜板を取り付ける。
     ④焚口の高さ、空気口の高さを70mm低くする。
     ⑤専用の燻煙熱処理炉で充分燻煙熱処理をした炭材を使用した。
以上の改造で煙の引きが大変によくなり、温度上昇が楽になる。今回の改造後は、常に温度上昇したいと、云った感じで、これを押さえながらの操炉となる。炉内温度が800℃以上になったのは過去4回あるが、排煙温度が400℃を越えたのは今回が初めてである。
 窯NO15-11-19と窯NO15-12-10の二回連続の好成績で800℃以上の確保は今後とも達成されるでしょう。
2)考察
  ①炉内空気の乱流
    2回目改造(図2)では天井の形状が角型であり、このために炉内空気の流れが悪く天井に沿って排煙口方向に進んだ空気が垂直な壁に当たって、いろんな方向へ乱流となっていたのではなかろうか。乱流の最も悪い例が空気口から煙の逆噴射ではないか。    
  ②空気の整流化
    排煙口の上部に傾斜板を取り付けたあとは煙の引きが、おおいに改善された。
    全工程にわたって煙の勢いがよく、しょぼくれた煙にはならなかった。
  ③煙道の炉本体への密着
     炉温の熱伝導によって煙道内の排煙が加熱されて、上昇気流が加速され、煙の引きが良くなったのではなかろうか。
    これで本来の炭窯にほぼ近づいたのではないかと思われます。
④炭化温度のバラツキが多い(窯No15‐12‐10)
    焚口側を前、排煙口側を奥として9箇所の炭化温度を測定する。
    (1箇所7点の平均値℃)
    今後このばらつきを少なくする方策を講じなければならない。
        左   中   右
      前 764  825  730
      中 816  821  747
      奥 733  701  743
2.煙突の開閉板の製作
    空気口は12mmの鉄板7枚で調整しているが煙突口の開度は並レンガを乗せただけの目分量で30%とか80%とか云っていた。これでは個人差もあり誰がやっても正確に開度が設定できるような開閉板を開発した。【表2】【表3】

3.協会に対する要望
    論文を書くとなると沢山の資料をあさり、あれこれ考えさせられました。
    おかげで、よい勉強になりました。
     要望点としては炭焼き技術についての講習会を開催して欲しい。
         イ)土窯・レンガ窯の現場的な技術講習会。
         ハ)土窯またはレンガ窯における炭化操作実習。
         ロ)土窯、レンガ窯の製作実習。
     以上宜しくお願いします。
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by kyousinomori | 2004-02-02 10:29 | その他・交流会・サポート | Comments(0)