
(9:20~15:10) …孝子の森…参加会員 9名
本日の作業内容
1.ラジオ体操
2.ミーティング…本日の作業詳細打ち合わせ

3.固定ベンチ加工材&作業道具運び上げ

4.固定ベンチ組立
展望台横木に切り込みを入れ
準備したベンチ受け台とかみ合わせる

その上に桧丸太加工材をネジ止めして完成
ベンチ横木中間に支持材も挿入

5.防腐剤塗布
階段てすり&展望台周囲の手すり


6.展望台周辺のシダ刈り&間伐
見晴らし台の広場が展望台を設置したため
狭くなったので 周囲のシダを刈り取り 広場を広げた


7.テーブル&ベンチ脚部分の木材加工
テーブルともうひとつのベンチは稼動式とする
そのための土台の脚作りが切り込みが多い 細かな作業となる
本日中に出来ない部分は徐棟梁が持ち帰り
宿題として 自宅で加工することになった

8.料理部
山のシイタケを採集したら凍りシイタケであった
これらを具に入れた具沢山トン汁炊き

9.ミーティング
①展望台の名称の検討
…孝子の森展望台
里山展望台
客山展望台(客山ルートの始点)
全員一致で『客山展望台』となる
愛称として(船が空を飛ぶ展望台)とする
地元の人たちがこの山を 昔から客山と呼んでいたのを尊重する
多奈川小学校の子どもがこの見晴台で山の上に海が見える景色を
「船が空を飛んでるやん!」の発言を全員が面白いと感じていた

②3月1日(木)臨時活動日は中止とする
③3月2日(金)運営委員会は中止とする
3月3日(土)定例活動日に実施する

「ラジオ体操の時に空を見上げたら太陽の周りに
丸い虹がうっすらと見えていた…何かいいことが…

晴れてはいるが風は冷たい
孝子の森の雨水溜ドラム缶はレンガ゙を置いても沈まないくらいの厚い氷が張っていた

展望台では思ったほども寒くなく 刈払機作業などは汗ばむほどであった
しかし春はそこまで来ているらしく ショウジョウバカマが花芽を出してきた」

「みさき里山クラブ」活動記録作成


(16:00~18:00) …岬高校会議室
岬高校:平成23年度「山海人プロジェクト」第4回連絡協議会
参加者:先生・地域各ボランティア団体代表
「NPO法人まちづくり岬」…[渡邉 見先]
「みさき里山クラブ」…[徐 立石]
その他…[清水 南原 和田 他]
会議進行係…武田先生

1.神代校長挨拶
「山海人プロジェクトも3年過ぎた
町民の皆様にも少しは認識していただいたのでは…
自然と古墳 岬町の歴史を生徒たちの自発的な活動で知ってもらい
岬町の自然を守る担い手になってくれれば…
高齢化が進む岬町で岬高校の若い力が貢献できれば…
来年度は西陵古墳を活用した長期計画も企画検討したい

2.第2回の生徒の状況について…武田先生
出席率は6月より11月も方が悪くなっている
3年生の大幅な出席率ダウンが大きな原因
「やるなら一生懸命にやれ!」との指導が
一生懸命にやれない者は欠席するにつながったようだ
生徒・教員のアンケートについての解説
…質疑応答⇒生徒・教員への説明不足の反省

3.各部門にて第2回一斉活動および今年度活動の総括(30分間)
里山部会(先生と「みさき里山クラブ」3人の打ち合わせ)
➀草刈り・伐採・植樹・伐採木の枝切り・搬送・薪加工等の
一連の作業を体験してもらうのが理想⇒時間が少ないので不可能
➁先生たち全員に目的を十分に認識してもらう
➂前回までの植樹場所&シイタケ栽培のホダギ等を見てもらう
④植樹のやり方を詳しく説明する
⑤丸太切りでも遊びでなく何のために切るか目的を設定する

4.各部門より報告…各担当の先生が発表
➀地域清掃活動…おおむね良好 岬町町民へのPR方法
➁里山・竹林保全活動
竹林部会…年々生徒の態度はよくなっている
筍収穫の体験させたい
➂西陵古墳活動…具体的作業内容の説明と安全な服装で参加希望
④休耕田活動…菜の花種まきの遅れで成育悪い 一連の作業の体験が必要
⑤海洋コース活動 たこつぼ漁…昨年よりたこつぼを倍増⇒収穫も倍増
わかめ養殖…昨年より成長が遅いが
「NPO法人まちづくり岬」で販売はしている

5.第1回『みさきスポーツフェスタ』(町民運動会)について
➀概略&経緯説明…南原與司雄(第1回スポーツフェスタ実行委員会 会長)
「子どもから高齢者まで 全町民に呼びかける『世代をつなぐ憩いの運動会』」
開催日時 平成24年5月20日(日) (10:00~15:40)
開催場所 岬高校グランド
➁内容の詳細&現在の進行状況の説明…和田實事務局長

7.諸連絡
*3月2日(金)卒業式 4月9日(月)入学式
…多くの地域の人たちの参加を希望する

(18:00~18:35) …職員室
ミーティング[校長・教頭・渡邉・松本]
岬町の諸問題・町民運動会・その他雑談

「みさき里山クラブ」活動記録作成

岬高校「山海人プロジェクト」第4回連絡協議会(PM4:00~6:00)に参加する。
校長の岬町の自然を生かして、人材育成に努めたいとの話に続いて、
活動全体の総括と各部門別会議と報告があった。

会議報告
1、地域清掃活動:
2、取組の趣旨と流れが生徒にも理解されてきた、今後地域の清掃日と合同も検討。
3、里山竹林活動:
里山: 参加する先生方も前向きな意識要望の厳しい意見もあり、
里山は歩く距離もあって活動交流の時間が少なく、
目的と対応を再検討する事も大切である。
竹林:チエンソー体験やイノシシの話などの交流もあった。今後は筍掘り体験も検討。
4、西稜古墳:
趣旨説明と作業つくりの課題はある。
5月~10月までは蝮注意で入れないが、地域の歴史を知る意味で再検討したい。
5、休耕田:
菜の花~コスモス~菜の花へ、天候にも左右され限られた日時での対応の難しさが有った。
今後は有志を募った対応も要る。
6、海洋コース:
たこつぼ漁:授業と希望者で対応し、昨年よりは成果があった。
わかめ養殖:昨年に比べて生育もよく、販売も地域のイベント等で協力頂いている。
その他:
第1回岬スポーツフェスタについて
南原会長と和田氏より説明があった。
趣旨には賛同し協力はする積りであるが、具体的な展望は未だこれからである。
面白い企画も多々あり興味は引くけれど、会場設定が岬高校で何人の参加者が有るか?
駐車場やバス輸送にしても難しい点が有りそうである。
・協議会 重ねて絆 太さ知る

(9:50~13:30) …主催:大阪府立青少年海洋センター
「第5回 たこうみフェスティバル」
「NPO法人まちづくり岬」販売コーナーに出店(8人)
& おもちゃづくりコーナー運営(4人)
朝早くから 「NPO法人まちづくり岬」のスタッフと
岬高校の先生とは海洋センター桟橋の
岬高校が養殖している わかめを採集していた

今日は朝は海風が冷たく非常に寒い 暖を取る火の気もない
海水に手を差し込んでのわかめ採集であるが
手袋をしていても手先がかじかんで自由が利かなくなる
最後には海水を汲み上げて 汚した桟橋を掃除までしている



それを150gづつパック詰めしラベルを張り 袋に入れる
1パック100円で売るための準備は大変である

「NPO法人まちづくり岬」の販売コーナーには
中孝子の清水さんが野菜と弁当・お餅も出品している
山形の玉こんにゃくを3個串刺ししておでん風味付けした
玉コンニャクは温かくて美味しく 大鍋に2鍋も準備したが
評判がよく よく売れていた



「NPO法人まちづくり岬」管轄のおもちゃ作りは
外があまりにも寒いので場所を玄関ロビーに移動し
子どもたちにも評判がよく 入れ替わり立ち代りの参加で
準備してきたおもちゃの材料はなくなってしまった


その他 屋台・販売コーナーでは
わたがし・パン・たこめし・干物・タコライス・餅ぜんざい・おでん
等が販売されている



和凧つくりやクラフトのコーナーも開設されている
日本凧の会大阪支部のメンバーは
せんなん里海公園の砂浜で各種の変わり凧を揚げている
今日は風があるので どの凧もよく揚がっている
青空に揚がっておればもっとよかったのにと思うほどの
初めて見るような たくさんの種類の凧である




ステージでは 太極拳演舞 和太鼓演奏


岬高校の軽音楽部と吹奏楽部の演奏もある

「凛憧」のよさこいソーラン演舞もあった
これは若さがはちきれる元気な演舞で
3曲目は観客も一緒に踊る「うらんじゃ音頭」で
ジイちゃんから幼い子どもまで混じって楽しんでいた






いずれも内容の濃い企画であるが
PR不足で観客が少なく 寒い天候にも災いされた
天気がよくて PRをうまくやれば
1000人位の集客力はある企画だと思う


(9:10~14:40) …孝子の森…参加者 12名
本日の作業内容
1.ラジオ体操

2.ミーティング…本日の作業内容
3.展望台建設現場で階段手すり欄干の取り付け方法検討
桧丸太の下面を電動カンナで平面に仕上げ直接取り付ける方法に決定

4.桧丸太4m物を運び降ろし
5.桧丸太4m×2本を電動カンナで下面を平に削る

表面もジスクグラインダーでバリ取りをしてつるつるに仕上げる

6.展望台上の手すり4面に半割り丸太欄干取り付け

太さが違うので角を合わすのに苦労する
欄干の合わせ面や飛び出した横面にカンナ掛け



7.展望台上の手すり子の節取りや バリ取りを小型カンナで削り取り




9.階段手すり上部に丸太を取り付け
展望台上部には切り込みを入れて取付 丸太上部よりネジ止めする


…丸太欄干下部の角材(階段正面左側)の
全体のひび割れが気になる
接着剤で止めてから防腐剤を塗るか…?

10.料理部
①山のしいたけ畑のしいたけ採集

②山の自然のキクラゲ採集
③具沢山のトン汁炊き

「孝子の森で今年初めてウグイスの初鳴きが聞えた
2羽の声が聞えたが 1羽はやや下手である
昨年は登り口から尾根まで5~6羽鳴いていたが
今年は遅くて数も少ないように思う

晴れているが海は霞んでいて見通しは悪い
山々も少しはカスミが掛かっているように思う
朝10時ごろまでは風もあり やや冷たく感じたが
作業を始めるころには風も穏やかになり
展望台上での作業も寒くなくなった
無風状態になると ポカポカと小春日和である
逆にカンナ掛けをしっかりやっていると汗ばむくらいだ

今日は料理部が出勤なので
何時ものおいしい具沢山のトン汁にありつけた
2杯もお代わりすると トン汁だけでおなかがふくれる
当然終業後の温かいコーヒーとオヤツも出てきた
仕事があり おいしい温かい食べ物があると
人間は幸せを感じるもののようである」

「みさき里山クラブ」活動記録作成

丁度 一週間 里山に行っていなかった。
立さんのブログで ほぼ出来上がっているようなので雨だったが 山に行ってみた。
雨はほとんどやんだようだが 霧が濃いと わずかの海抜なのに
深山幽谷の趣が感じられて 雨もまた楽しだ。


展望台からは こんな感じ

下から見上げると どこかの有名な山の 展望台みたいだ


山道では いろんな木の実が楽しめる。
この赤い実は ソヨゴ 材は真っ白で 粘りがあり ウルシベらにする。

この黒い実は ブルーベリーの仲間 シャシャンボ。漢字では 小小坊。食べられる。
これは ネズミモチ 鼠の糞のような 糯の木と言う意味。
枯れかけた松は 子孫を残そうと 最後の力を絞って 種を沢山付ける。
この松も こんなに松ぼっくりをつけている。松くい虫にやられているのだろう。


榾木にも沢山しいたけが 顔を出し始めた。

寒かった今年の冬も ようやく春が近づいてきたようだ。

(9:10~15:30) …孝子の森…参加会員 8名
「山へ行く途中の柿の実が徐々になくなってきた
少し止まって観察していると
メジロの20~30羽の群れがきているようだ
昨年は5mくらいの位置で柿を食べている
写真を写させてくれたが
今年は人間を警戒して姿も見せてくれない
上空の木から木へ飛び交う姿が見られただけだ
それでもメジロが帰ってきただけでも よろこばしい」

本日の作業内容
1.ラジオ体操

2.ミーティング…本日の作業内容

3.各種資材を展望台まで運び上げ
①階段手すり用横木角材4m物 2本
②階段手すり補強用半割丸太材 4本


③階段手すり横木上部丸太 4m 2本

4.階段手すり各種作業
①両側から階段&手すり補強材2本取り付け
上部は手すり子に流用

②手すり上部横木角材取付

③丸太材手すり子を左右10本づつ取付
上部下部ともにネジ止め(65mm or 75mm or 90mm)
上部は手すり横木に合わせて斜め切り


6.展望台左右に筋交を4本仮止め
1本は正面に仮止め

…これで展望台の揺れは全くなくなった
階段の補強も大きな効果があるのかも…

7.足場単管パイプ解体
8.足場用単管パイプ4m 21本 5m 2本
6m 2本 2m 4本全てを担ぎ下ろした
…4人の強力メンバーはパイプを2本づつ
担いで50mの山を下りてくる
29本のパイプを短時間で担ぎ下ろした

9.単管パイプ全てを軽トラに積み込み
高橋組資材置き場に返却 搬送

「曇っていて風はないが 展望台は冷える
動いている間はよいが じっとしていると寒い
しかし効率よく全員が動いて
少人数ではあるが予定の作業を終了できた
今日は丸山夫妻が欠勤で昼の温かい味噌汁もない
たき火も昼の食事時に火を付けた
当然 休憩時間のコーヒーもない

天気予報はよく当たり 作業が終った3時ころより
小雨が降りだした
…作業中は我慢してくれていたのはありがたい」


「みさき里山クラブ」活動記録作成


(15:30~17:10) …参加者 約50名
「住んでよし・訪れてよしの岬町を考える」
…『生活価値』をデザインする時代…
by 吉田順一 大阪府立大学21世紀科学研究機構 特別教授
(関西・EUオーストリアで活躍 1953年生まれ)

「日本国内や海外やと云う時代ではない
自分の住んでいる町が 如何に澄みよいかが問題」
「便利で豊だ⇒本当の豊かさとの間にギャップがある」
「日本人の豊かさとは⇒金持ちか貧乏かの感性のみ」
「日本人社会=みんなで一緒に貧しくなる構造」
「何かを変えなければの意識の先頭に立つのが大阪人
維新の会を選択した」

1.地域がめざす「真の豊かさ」とは
2.現在の成熟消費社会
*そろそろ戦後の日本型《官僚社会主義経済》の終焉
3.「ゆとり・豊かさ」の方程式
W=経済的・社会的選択の幅×時間的・空間的ゆとり×生活価値の洗練度

4.「豊かさ」への価値変革
*アメリカニズムの終焉(企画大量生産⇒大量消費)
*ハードツーリズム⇒ソフトツーリズム
(団体旅行⇒個人で 家族・友人と)
(慌ただしい時間⇒ゆったりの時間)
*「社交」としての観光
*スマートツーリズムの時代

5.「文化」とは…共有された価値
6.新しい地域プロデュースに向けて
7.地域文化創造=景観・環境マネジメント+異文化交流+文化デザイン
8.まとめ…「歓交」としての観光
*農業や商業・生業の再生が第一
*生活価値 ライフスタイル 景観・自然のトリニティーの全体系のプロデュース

「横文字が多くて やや理解に苦しむが
要は 価値観が変わっている
今までと同じやり方では 何処でもやっているやり方では
岬町の町おこしは出来ない
独自性のあるやり方が必要
住んでいるものが住みよい町だと認識している必要がある
その点で岬町は絶望的である
まず村意識をせめて町意識にまで変える必要があるが
これが至難の業である
海の自然 山の自然があっても村意識の阻害でどうにもならない
それにリーダー不在が最大の問題である」

[唯一の変化か?…私には困ったことではあるが…]

